Nirvanaのカートコバーンについてどのサイトより詳しく解説
リアレコへようこそ。
あなたは「カートコバーン」についてどれくらい知っていますか?
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筆者は当然カートに会ったこともありませんし、なんなら私が生まれた時にカートはすでにこの世を去ってしまっておりました。
そんなカートコバーンですが、筆者が人生で一番夢中になった人物であり、大学時代には女体よりカートコバーンと宣言できるくらい好きでした。
ファッションはもちろん、カートの出身地であるシアトルに行ってカートが最後に住んでいた家や、よく通っていた公園に巡礼に行くなど、自分で言うのはなんですが、その辺のニルヴァーナ好きよりカートコバーンを崇拝しています。
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そんなカートコバーン大好きボーイである筆者が、カートコバーンの魅了や生涯を解説していきます。
Contents
- 1 Nirvanaのカートコバーンについてどのサイトより詳しく解説
- 2 カートコバーンとは?
- 3 書籍と関連記事の紹介
- 3.0.0.1 【ランキング】シアトル出身のロックバンド、ミュージシャンベスト8!
- 3.0.0.2 【神曲】あなたは知ってる?Nirvanaの隠れた名曲
- 3.0.0.3 カートコバーンが生んだ伝説のギター「ジャグスタング」が復刻!?
- 3.0.0.4 早世してしまった天才ロックスター・ミュージシャン15人を厳選してみた
- 3.0.0.5 【洋楽ロック】なぜロックは陰キャラ御用達音楽になってしまったのか
- 3.0.0.6 下手くそすぎるバンド、ギタリスト、ベーシスト、ドラマー6選
- 3.0.0.7 ロックは死んでいない!90年代に誕生したロックスター10選
- 3.0.0.8 【音を再現】あの有名人ギタリストが使っているエフェクターを紹介
カートコバーンとは?
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カートコバーンのプロフィール
- 伝説のバンド「ニルヴァーナ」のフロントマン
- アメリカ合衆国ワシントン州シアトル出身
- 生年月日 1967年2月20日
- 27歳でショットガン自分の頭を撃ち抜き自殺
カートコバーンの基本的な情報はこのようになっております。
それではそれ以外のカートの人生にも触れて行ってみましょう!
カートコバーンの幼少期
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カートコバーンの幼少期
- 生まれはシアトルから2時間ほどの街「アヴァディーン」
- 愛情を注がれて育つ
- 当時はエネルギッシュで活動的
- イマジナリーフレンド「ボーダ」と過ごす
- この頃から音楽・絵画に興味を示す
- カートが8歳の時に両親が離婚→引っ込み思案な性格に
シアトルから車で2時間ほど南西に向かった街である「アヴァディーン」でカートコバーンは生まれます。
夫ドナルドと妻ウェンディの間に生まれたカートは、コバーン一族の中心人物でありたっぷりの愛情を注がれる幼少期を過ごします。
幼少期の頃からエネルギッシュで想像力に長けており周りの大人たちを驚かすことが多かったそう。
さらに小さい頃から音楽的才能があり、それだけではなく絵画にも興味を示す利口な子供でした。
そんな愛情に満ちた家庭で、音楽、絵画に没頭していたカートの人生は大きく変わってしまいます。
カートが8歳の頃に、両親は性格が合わなくなってしまい離婚。今まで順風満帆だったカートの人生は一気に崩れてしまいます。
幼くて両親の離婚理由がわからなかったカートは「離婚は自分のせいだ」と思い込むようになり、活発だった性格が一転し、陰気で引っ込み思案な性格になってしまいます。
カートコバーンとファッション
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カートコバーンは古着を愛用しており、ボロボロのジーンズにくたびれたネルシャツは今となってはグランジのアイコンといえるでしょう。
グランジというジャンルは当時の音楽業界に衝撃を与えましたが、それと同時にファッション業界にも大きな影響を与えました。
『グランジ(Grunge)』とは、『汚れた、うす汚い』を意味する『グランジー(Grungy)』という俗語を名詞化したジャンルであり、今でも多くの人に愛されているファッションジャンルとなっております。
1990年当時のアメリカでは、ハードロックやポップスのファッションを多くの若者が真似しており、髪の毛を固めて派手な服を着るのが流行っていたそうです。
しかし、ニルヴァーナの登場を機に若者は一気にド派手な服を脱ぎ捨て、ボロボロのグランジファッションを楽しみようになったそうです。
ちなみに過去に筆者はグランジファッションで大学に通っていたのですがそのルックスの汚さから影で女子から「ホームレス」というあだ名で呼ばれていたそうです(涙)
カートコバーンの性格
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カートコバーンの性格は一般的に「繊細な性格」と言われております。
インタビューなどの動画では皮肉屋とも取れるような堂々とした発言をしていますが、実はかなり繊細で傷つきやすい性格でした。
それも全て幼少期に経験した両親の離婚が関係しており、傷つくことを恐れての自己防衛。
そんなカートですが、実は誰よりも「誠実な男」だとも思えます。
ドラッグをオーバードーズするような男のどこが誠実なんだ!と思うかもしれませんが、オーディエンスを欺くことショービジネスにうんざりしてしまい、それを自ら死を選ぶということで終わらせた男でもあります。
嘘をついたらバカにしたり、ふざけた態度をとっている風に映るカートですが、そんな自分が誰よりも嫌いだったのではないでしょうか?
カートコバーンと持病
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ドラッグ、タバコ、アルコール。
例えるならロックスターの三種の神器のようにも思えてきます。
カートがこの世を去る直前は、その恐ろしさから麻薬界の女帝とも呼ばれるヘロイン中毒でした。これは有名な話ですね。
このことからカートを昔からの薬物中毒者だと思っている人は多いのではないでしょうか。
しかし、実際は学生時代はマリファナはおろかドラッグ、アルコール、タバコも吸わない青年でした。
その理由は彼の持病にあります。
カートの持病
- 生まれた時からの慢性気管支炎
- 原因不明の血を吐き出してしまうほどの胃痛
- 神経を焼かれるような背中の痛み
- うつ病
このような持病を抱えており、それは生涯に渡ってカートを苦しめました。
そして最終的にはその持病や精神的なものが禍し、薬物で症状を抑えるようになってしまいます。
カートコバーンの死因と遺書
画像引用:Wikipediaより
1991年のヨーロッパツアー中に胃痛がひどくなり、自殺願望が強くなり、ヘロインを摂取することが「今、自分を撃つことから救ってくれる唯一の方法だ」と語っていました。
1994年3月3日、カートは鎮痛剤の過剰摂取のため入院することになったと事務所より発表がありました。
あくまで過剰摂取が起きたのはインフルエンザと疲労が原因と発表されていたのですが、実際には自殺未遂であり錠剤を50錠も飲み込んでいたそうです。
1994年3月31日、カートは薬物のリハビリセンターから6フィートの壁を乗り越えて脱走。シアトルのガンショップで銃を買います。
そして1994年4月8日、カートの死体が防犯灯の取り付けに来た設備員によって発見されます。
世界中の若者はカートの死を悲しみ、最後のロックスターと呼ばれるカートコバーンの生涯は27歳という若さで幕を閉じてしまいます。
カートの遺書要約
- 音楽に楽しみを感じなくなってしまったこと
- ステージに立ってオーディエンスを欺くことができなくなったこと
- 両親の離婚をきっかけに生きるのが辛くなってしまったこと
- 妻フランシス、ファンを愛していること
そして締め前の最後のフレーズ「It's better to burn out than to fade away(徐々に色あせていくなら、いっそ燃え尽きたほうがいい)」は、ニール・ヤングの「My My, Hey Hey (Out of the Blue)」から引用されています。
もしカートに音楽の才能がなければ未だに生きていてアヴァディーンの田舎で林業でもしていたかもしれない。そう思うとなんだかやり切れない気持ちになってしまいます。
カートコバーンとタトゥー
画像引用:feelnumb com
カートコバーンにタトゥーが入っていることは知っていましたか?
彼は常に長袖のシャツを着ているので、タトゥーが入っているイメージがない人も多いかもしれません。
ニルヴァーナのドラマー、デイヴグロールのように派手なタトゥーを入れているわけではないですがカートも入れ墨を入れています。
この小さな『K』のタトゥーは、KurtのKではなくワシントン州オリンピアに拠点を置くインディーズレーベル、Kレコードのシールロゴです。
カートコバーンと絵画
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ミュージシャンとしての知名度は言うまでもないカートコバーンですが、絵描きとしてもずば抜けた才能を持っていたことはご存知でしょうか。
彼の作品の多くは、幼少期に描かれた無邪気な絵や象徴的な不気味な絵で構成されており、カートの心苦しい家庭生活と密接に関係しています。
カートの絵画の多くに登場するのが「木」、「十字架」、「タツノオトシゴ」、「胎児」です。
これはニルヴァーナのHeart-shaped boxのPVにも登場しており、カートの芸術にとって必要不可欠なものであることがわかります。
1992年発売されたコンピレーションアルバム「Incesticide」にはカートにて描かれた絵画がアルバムジャケットとして使われています。
カートコバーンとサングラス
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カートコバーンの象徴とも言えるこちらの写真。
カーディガン、ダメージジーンズ以上に多くのファンの印象に残っているはずです。
これはChristian Roth(クリスチャンロス)のSeries 6558というサングラスです。
現在では生産中止されており購入することができず、メルカリなど中古品を購入することはできるのですが安くても40,000円くらい。
非常に高いですが、レプリカなら安価に購入できるので一応紹介しておきます。
カートコバーンの好きなバンド
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カートコバーンに影響を受けたミュージシャンが数多くいるのと同様に、カートも多くのミュージシャンの影響を受けました。
幼少期のカートは叔母であるメアリーの影響で、ビートルズやモンキーズといったロックンロールに夢中でした。
しかし、10歳くらいになる頃にはレッドツェッペリン、ブラックサバス、キッスといったHR/HMを聞くようになります。
次第に音楽に凶暴性を求めるようになり、イギーポップ、セックスピストルズ、ラモーンズを聞くようになります。
こういったパンクロックの精神はカートの生み出したグランジという音楽のベースになったことは言うまでもありません。
彼が14歳になった頃にはメアリーより、エレキギターを買ってもらいAC/DCのBack In BlackやクイーンのAnother One Bites The Dust をコピーしました。
彼が大人になるまでに影響を受けたのはロックンロールやパンク、ヘヴィメタルだったのですね。
その後、デビューしてからはむしろガンズアンドローゼズを初めとした、同業者であるロックバンドを貶しているイメージが強いのですが、当然尊敬しているバンドはたくさんいました。
カートコバーンとR.E.M
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その筆頭がR.E.Mの存在ではないでしょうか。
有名な話ですがカートの遺体が発見された時、R.E.MのAUTOMATIC FOR THE PEOPLEという最新のアルバムが繰り返しステレオから再生されていたそうです。
インタビューでも度々R.E.Mのようなバンドになることが自分の理想と語っており、彼がこの世を去る直前、R.E.Mのフロントマンであるマイケルスワイプと共作する話が上がりましたが、結局それも叶わないまま逝ってしまいました。
カートコバーンとエディヴァンヘイレン
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永遠のギターヒーローエディヴァンヘイレン。
カートにとっても、エディはギターヒーローであり憧れの存在でした。
ツアーの最中にたまたまエディに遭遇したカートは彼を崇拝するあまり、興奮しエディの口にキスをしてしまったそうです。
ちょっと意外なエピソードに感じるかもしれませんが、彼のルーツがHR/HMにあることがよくわかりますね。
カートコバーンとクリスコーネル
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クリスコーネルはカートの3つ年上で同じシアトル出身のミュージシャンです。
そして非常に悲しいことに2017年にカート同様、自ら命を絶つ形でこの世を去ってしまいました。
ロバートプラントのようなハイトーンから、セクシーなロートーンまで使い分ける彼の歌声はグランジの音楽としての幅を大きく広げました。
カートはそんなクリスが所属していたバンド「サウンドガーデン」に対して「こんな奴等にかなうわけがない」と絶賛していました。
同様にクリスもカートのことを「やつの頭の中がどうなっているか知りたかった。」と大絶賛。
シアトル発でグランジを牽引した偉大なミュージシャンであるカートとクリスが今も生きていたら今もグランジは人気のジャンルだったのでしょうか。
カートコバーンの娘、フランシス・ビーン・コバーンについて
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カートがこの世を去る2年前の1992年、娘であるフランシスビーンコバーンが誕生します。
カートが薬物中毒だったこともあり、2人が過ごした時間は非常に短いものでした。
コバーンは母親であるコートニーラブ、叔母、カートの母に育てられバードカレッジに通い美術を学んでいたそうです。
現在はヴィジュアルアーティスト、モデルとして活躍しており美男美女夫婦であるカートとコートニーの娘ということもありとんでもない美人になっております。
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デイヴ・グロールはフランシスの仕草までカートにそっくりだと語っており、ベーシストのクリス、デイヴ、フランシスで集まった時はカート1人が若いままで再結成したような感覚を覚えたそうです。
書籍と関連記事の紹介
日本語で書かれているどのサイトより詳しくカートコバーンについて紹介させていただきました。
ぶっちゃけまだまだ書き足りない部分は多いのですが、これ以上書いても情報量が爆発してしまうだけなのでここに留めておきます。
特にカートの愛したミュージシャンについて深堀すればいくらでも出てきますし、面白いエピソードもたくさんあります。
この記事でも紹介したタトゥーやエディヴァンヘイレンとのエピソードは知らない人も多かったのではないでしょうか?
いい意味でも悪い意味でもカートコバーンは僕に影響を与えており、喫煙を始めたのもグランジバンドを始めたのも彼のせいです(笑)勝手に影響を受けただけではあるのですが・・・笑
この記事を読んで彼のファンが1人でも増えて、グランジやロックミュージックが再び日の目を見ることに繋がればと心底思っております。
今回の記事を書くにあたりこれらの書籍を参考にしました。
両方ともカートが生まれ育った環境や、バンドを始めるまで、精神をすり減らしながらステージに立つ様子が鮮明に書かれています。
胸が苦しくなるような記述もあるのですが、カートコバーンの人生について深く知りたい人にはおすすめの書籍です。
その他、ニルヴァーナについて様々な記事を書いておりますので気になる方はこちらもチェックお願いします。
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