【評判】漫画版BECKはゴミ?好きな人、嫌いな人の特徴を解説
読者の疑問
- 漫画版BECKの評判ってどうなの?
- 漫画版BECKを嫌いになる人の特徴
- 漫画版BECKを好きになる人の特徴
このような疑問をお持ちではないでしょうか?
今回の記事では漫画版BECKの評判やハマる、ハマらない人の特徴について紹介していきます。
ちなみに私は漫画BECK全部持ってますし、10回以上は読むくらい大好きな作品となっております。
この記事を書くにあった経緯なのですが、久々に漫画のBECKを読みたいと思って検索したとところ思わぬGoogleサジェストが出てきたからです。
人生のバイブルと言っても過言ではないほどBECKを愛している私からすると正直わけがわからなかったのですが
低評価の理由を調べてみると、確かに漫画版BECKが嫌いな人が一定数いることがわかりました。
漫画BECKは音楽好きにとっては堪らない漫画であるとは思うのですが、あまり音楽に興味がない人にとっては少し好きになれない漫画かもしれません・・・
漫画版BECKってどんな作品
漫画版BECK
- 1999年7月から2008年まで月間少年マガジンで連載されいた作品
- 平凡な少年が音楽と出会い大きな成功を掴み取るストーリー
- 作者は『ゴリラーマン』『ストッパー毒島』『RiN』などで知られるハロルド作石さん
BECKは月間少年マガジンで連載されていた作品です。
まず初めに筆者の個人的な感想をもとに作品を紹介させていただきたいのですが・・・
私のような音楽好き、特に洋楽ロック好きには堪らない作品です。
マンガでは表現が難しい音楽というジャンルを取り扱っているのですが、
漫画本からギターの轟音が聞こえてきます。マジで。
音だけでなくライブハウスのジトジトした感じ。
本番が迫った練習中のピリピリするバンドの雰囲気。
熱狂する観客の歓声などなど、そういった描写がとにかく上手いんですよね。
中学2年生の主人公コユキが、音楽と出会い平凡な人生が変わっていく・・・というストーリーなんですけど
ただ単に綺麗事を書いた物語ではなく、音楽業界の闇、圧力そして死、別れなど非常にリアリティがあるんですよね。
何度も挫折しそうになったり、解散の危機に直面したりするのですが音楽を通して人間関係が変わっていく姿が印象的で
ある意味、僕自身も「バンドやめようかな・・・」と思うくらいリアルなんですよね。
これはコミック11巻の親友でドラマーのサクと別れて、最初は泣き顔なんですけど、次のコマでは覚悟を決めたような表情に変わるシーンです。
普段は優柔不断で優しい主人公コユキが決意を決める姿がかなりいいシーンです。
漫画版BECKを嫌いになる人の特徴
漫画版BECKが嫌いになる人の特徴
- 音楽にあまり興味がない人
- ロックというジャンルに興味がない人
- 優柔不断な主人公が嫌いな人
- メタルとV系が好きな人
- 現実主義者の人
Yahoo知恵袋などを見たところ、これらの人は漫画BECKを読まないほうがいいかもしれません。
それでは一つずつ紹介していきます。
漫画版BECKを嫌いになる人の特徴① 音楽にあまり興味がない人
そもそも音楽に興味がない人にとってはあまり面白くない漫画かもしれません。
逆に言えば、音楽に興味を持つきっかけにも十分なり得る作品ではあるのですが・・・
例えば音楽用語の「リフ」を知らない人は、観客が「なんてヘビーなリフだ!」とギタリストの竜介を評価するシーンの意味がわからないと思います。
逆に私もラグビーのルールが全然わからないのでラグビーの漫画を読んでも楽しめないかもしれません。
それと同じで音楽にあまり興味がない人にとってはよく意味がわからないシーンが多くなってしまうかもしれないです。
漫画版BECKを嫌いになる人の特徴② ロックというジャンルに興味がない人
音楽好きでもロックというジャンルに興味がなければ作品をあまり楽しめないかもしれません。
特にBECKはオマージュが多い作品なので、主人公のコユキが元オアシスのリアムギャラガーのように手を後ろに組んで歌うシーンや
嫌われ者バンドのパワーゲートが明らかにLimp Bizkitをオマージュしている・・・などの要素がわからないとよくわからないかもしれません。
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漫画版BECKを嫌いになる人の特徴③ 優柔不断な主人公が嫌いな人
BECKの主人公コユキはかなり優柔不断な性格です。
物語の後半には段々と拍がついて、何かを悟ったような強さをもった大人に成長するのですが、
そういうタイプの主人公が嫌いな人にとっては苦手な作品になり得てしまいます。
具体的にはめぞん一刻の五代裕作、あだち充のみゆきの主人公である若松真人、いちご100%の真中淳平みたいなラブコメに出てくるようなタイプの優しい主人公です。
こういったタイプのナヨナヨ系主人公が嫌いな人は結構苦手かもしれません。
ただ彼らに比べると女性にはかなり一途で、ヒロインの真帆一筋なのは評価できますが・・・
しかし、優柔不断の優は「優しい」という字であるように、おばあちゃんっ子の優しい青年として描かれています。
漫画版BECKを嫌いになる人の特徴④ メタルとV系が好きな人
音楽ジャンルの中でHR/HM、特にV系が好きな人にはお勧めできません。
おそらくこの作品はハロルドさんがとにかく描きたいもの描いた作品ですので、彼の趣味趣向が現れまくってます。
HR/HMに関しては作中でAC/DCがオマージュされていたり、バンドロゴがマイケルシャンカーグループ(MSG)風だったりとリスペクトはあります。
しかし、作中に高野さんというメタル好きザックワイルド寄せの人物が登場するのですがメタルを古臭い音楽として描いている描写があります。
まあこれはまだ愛を感じるのでいいんですけど、V系に関しては・・・
私は V系に興味がないので何も感じませんが、これが逆に90sのオルタナロックだったらブチギレします。
特に音楽プロデューサーの蘭は、見た目がYO○HIKIそっくりなんですよね・・・
しかも、かなり嫌なやつでBECKの活動を圧力で邪魔してくる存在です。最終的にはあまり憎めないキャラではあるんですけど。
寛大なメタラーは笑いながら見れる描写が多いと思いますが、V系好きはマジで見ないほうがいいかもしれません。
漫画版BECKを嫌いになる人の特徴⑤ 現実主義者の人
こんな上手くいくはずない!
漫画に対してこのようなリアルな意見を持つ人にはお勧めできません。
あくまで漫画ですので・・・夢もちましょうや・・・
漫画版BECKを好きになる人の特徴
続いて漫画版BECKを好きになる人の特徴についてです。
先ほど紹介した嫌いになる人の特徴に当てはまらないのであれば好きになれるのではないかと思います。
漫画版BECKが嫌いになる人の特徴
- 音楽にあまり興味がない人
- ロックというジャンルに興味がない人
- 優柔不断な主人公が嫌いな人
- メタルとV系が好きな人
- 現実主義者の人
特にBECKはこんな人が読むべき作品だと私は思っております。
BECKを絶対に読んだほうがいい人
- ロック(特に洋楽ロック)好き
- 夢を追いかけている人
- ハロルド作石の作品が好きな人
- あの日の情熱を取り戻したい人
洋楽ロック好きがBECKを読むべき理由
洋楽ロック好きは絶対にBECKを楽しめるはずです。
まずタイトルのBECKからしてジェフベック?ベック?どっちのBECKのこと?ってなりますよね。
それだけでなくアメリカツアーの際には、シアトルのグランジムーブメントの発端である有名ライブハウス「CROCODILE CAFE」に出演したり、ジミヘンの墓に行ったり・・・
UKツアーではグラストンベリーフェスティバルが元ネタの「アヴェロンフェスティバル」に出演するなど・・・
他にもライブの観客席ににギャラガー兄弟そっくりの人物がさりげなく映っているみたいな小ネタも満載で超おもしろいんですよ。
書いたらキリがないので当然、全てを書くことはできませんが洋楽ロックファンからしたらこれだけでワクワクしてきませんか?
そして私が好きなのが扉絵で名盤をオマージュした一枚絵を入れてくれるところです。
こんな感じで洋楽ロック好きは間違いなく楽しめる作品となっております。
ちなみに扉絵には「くるり」「ザ・ブルーハーツ」「BUMP OF CHICKEN」なども登場しておりますので、邦楽ロック好きも楽しめますよ。
この記事のまとめ
今回は漫画版BECKを好きになる人、嫌いになる人の特徴を紹介させていただきました。
趣味によって好き嫌いはあるかと思いますが、洋楽ロック好きには超おすすめの漫画ですので、気になった方は是非読んでみてください。
それではここまで読んでいただきありがとうございます!