90年代オルタナロックを象徴するサウンドを生んだエフェクター5選
今回は90年代オルタナロックを象徴するサウンドを生んだエフェクターを紹介していきます。
エフェクターとは
まず、簡単にエフェクターとは何かを紹介していきます。
よくライブ映像などをみているとギタリストが地面に、色とりどりの小さな箱みたいなものを並べているのをみたことはないでしょうか?
それがエフェクターで、バンドのサウンドをうむ大切な要素となっております。
エフェクターという名前の通り
何らかの意味を与えるもの
という意味で、ギターにつなぐと音に効果を与えて、歪ませたり、ふわふわした幻想的なサウンドを作ったり、音の調整をしたりなど様々な種類のエフェクターが存在します。
メジャーなバンドでエフェクターを利用しないギタリストは、ほぼいないと言っても過言ではないほど、ギタリストにとっては必須アイテムとなっております。
Small Clone スモールクローン - カートコバーン
スモールクローンの特徴
- ニルバーナのカートコバーン愛用エフェクター
- 立体的でクリアなコーラス
ニルバーナのカートコバーンが愛用していたエフェクター「スモールクローン」です。
クローンのように複製されてダブって聞こえるサウンドが特徴のエフェクターで、ニルバーナのサウンドを象徴するようなエフェクターです。
クリーンサウンドで使ってもいいのですが、ギターソロで歪みと一緒に使うと音抜けが良くなります。
このエフェクターのサウンドを象徴する曲といてば、何と言ってもNirvanaのCome As You Areでしょう。
BOSS DS-2 TURBO Distortion - ジョンフルアイアンテ
BOSS DS-2 TURBO Distortionの特徴
- レッチリのジョンフルシアンテ愛用エフェクター
- うねりまくるターボディストーション
- 2モードの使い分けが可能
レッチリのジョンフルシアンテが愛用しているエフェクターです。
愛用しているのは彼だけでなく、カートコバーン、クオモリーヴァスなど90年代のパワフルなロックを象徴するエフェクターです。
カートコバーンは2,3くらいのエフェクターしか繋げていないのですが、ジョンフルシアンテは畳くらいの大きさのエフェクターボードなので、彼のサウンドを完全に再現するのはかなり難しいです。
しかしながら、このBOSS DS-2 TURBO Distortionでは上手にセッティングすればこれ一台でジョンフルシアンテのサウンドの中核である芯のあるうねるような歪みが表現できます。
Shred Master Marshall - ジョニーグリーンウッド
Shred Master Marshallの特徴
- ジョニーグリーンウッドなど90年代UKオルタナを代表するエフェクター
- 歪みで『壁』を作る
- ドンシャリ激歪サウンド
- マーシャルの歪み三兄弟
レディオヘッドのジョニーグリーンウッドや、My Bloody Valentine、Rideなど90年代のイギリス、アイリッシュバンドを象徴するエフェクターです。
シュレッドマスターの特徴といえば何と言っても、ドンシャリサウンドでまさに『壁』といえるほどの厚みを生み出すことです。
マーシャルの歪み三兄弟の一つと言われるほど、知名度の高いエフェクターです。
ただこのシュレッドマスター、現在、楽天、amazon、サウンドハウスなどでは販売していません・・・
希少価値が高いエフェクターで初期型については、ほとんど市場に出回っていません。
でも安心してください。
このシュレッドマスターをモデルにしたエフェクターが誕生しています。
OXFORD DRIVE
90年代オルタナを代表するエフェクター、シュレッドマスターにインスパイアされ生み出されたエフェクター、オックスフォードドライブを紹介します。
シュレッドマスターをコピーどころか、超えるサウンドを持っています。
メモ
・シュレッドマスターに比べて小型でボードを圧迫しない
・ゲイン、ボリュームがシュレッドマスターより強い
シュレッドマスターの購入を検討していて、なかなか購入ができない人はこちらの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
Digitech Whammy Pedal - トムモレロ
Digitech Whammy Pedalの特徴
- 天才サウンドメーカー、トムモレロ愛用
- 自由自在に音程を変化させるエフェクター
- トリッキーな飛び道具として大活躍
- ワーミーといえばこれ
レイジアゲインストザマシーンのギタリスト、トムモレロが愛用しているエフェクターです。
彼のサウンドの特徴は何と言っても、『本当にギターの音なの?』と思ってしまうほど、異質でトリッキーなサウンドです。
ワーミーはそのサウンドの中核を支えている言えるエフェクターであり、ツインギターのようなサウンドを作ったり、音程をあげるなどちょっと変わったサウンドが好きなギタリストにとってはいじりがいのあるエフェクターです。
トムモレロが愛用していたのはWhammy (WH-1)と呼ばれるDigitech社で一番最初の1989年に発売されたエフェクターなのですが、現在は第五世代まで発売しております。
第五世代では「和音のピッチ変化」にまで対応しているので、ワーミーに興味を持っている人はこれを買えばまず失敗はしないでしょう。
最後に
90年代オルタナロックを象徴するサウンドを生んだエフェクター5つ紹介させいただきました。
80年代までは、比較的に歪みがメインのサウンドが多かったのですが、90年代のオルタナティブロックの誕生を機に多様な今までとは違う新しいサウンドが数多く生み出されました。
その中でも、今回は個人的に好きで面白いエフェクターを5つ紹介させていただきました。