【徹底解説】エピフォンカジノの魅力は?一流アーティストに愛され続ける理由
エピフォン(Epiphone)のカジノ(CASINO)というギターをご存知でしょうか?
このギターは、ビートルズやオアシスなどの一流アーティストに愛され続けている伝説のモデルです。
では、なぜエピフォンカジノはそんなに人気があるのでしょうか?
Casinoの魅力
・センターブロックのない構造
・ビートルズを含めた偉大なアーティストたちが愛用
この記事では、エピフォンカジノの魅力を徹底解説します。
Contents
エピフォンカジノとは
エピフォンカジノは、1961年に発売されたフルアコースティックのエレキギターです。
フルアコースティックとは?
アコースティックギターの一種で、ボディにピエゾピックアップを内蔵しているギターのことです。フルアコギターは、アンプに接続することで、アコースティックギターの音色をそのままに、音量を調整したり、エフェクトをかけたりすることができます。フルアコギターは、ライブやレコーディングなどで活用されることが多く、様々なジャンルの音楽に対応できる万能な楽器です。
しかし、エピフォンカジノはただのアコースティックギターではありません。
ボディにP-90というシングルコイルピックアップを搭載しており、アンプに繋げば豊かなサスティーンと温かみのあるサウンドを奏でます。
また、ボディが薄くて軽いので、長時間弾いても疲れにくいのが特徴的です。
エピフォンカジノの歴史
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エピフォンカジノは、元々はアメリカのギターメーカーであるエピフォン社が製造していました。
しかし、1957年に同じくアメリカのギターメーカーであるギブソン社に買収されました。
その後、ギブソン社はエピフォン社のブランド名を使って、より安価なギターを製造するようになりました。
その中の一つがエピフォンカジノです。
エピフォンカジノは、ギブソン社のES-330というモデルを元に作られました。
ES-330は、フルアコースティックのボディにP-90ピックアップを搭載したギターで、当時はジャズやブルースなどのプレイヤーに人気がありました。
しかし、エピフォンカジノはES-330とは異なる点があります。
それは、ネックがボディに深く差し込まれていることです。
これにより、エピフォンカジノはES-330よりも弦の振動が伝わりやすくなり、サウンドに影響します。
また、エピフォンカジノはES-330よりも安く販売されていたため、多くのロックやポップスのプレイヤーに手に入れられました。
エピフォンカジノの魅力
では、なぜエピフォンカジノはこれほどまでに一流アーティストに愛され続けるのでしょうか?その理由は、以下の2つにまとめられます。
Casinoの魅力
- アイコニックなデザイン
- センターブロックのない構造
- ビートルズを含めた偉大なアーティストたちが愛用
エピフォンカジノの魅力① アイコニックなデザイン
エピフォンカジノの優雅な外観、クラシックなボディ形状、そしてF字型のサウンドホールはこのギターを時代を超えたデザインの名品として位置付けています。
有名ミュージシャンと共にステージやレコーディングに登場したことで、その象徴的な地位がさらに確固たるものとなりました。
エピフォンカジノの魅力① センターブロックのない構造
センターブロックがないアコースティックギターは、通常のアコースティックギターよりも太くアコースティックな響きが得られます。
そのため、リズムギターからリードギターまで幅広い用途に適しています。
さらに、ロックだけでなくジャズなどのジャンルでも活躍できるため、多様な音楽スタイルに対応可能です。
また、センターブロックがないことで生音でも比較的よく鳴るため、アンプを使用しない状況でも十分な音量と音質を楽しむことができます。
エピフォンカジノの魅力② ビートルズを含めた偉大なアーティストたちが愛用
エピフォンカジノは構造、デザイン共に優れていることから多くのアーティストに愛用されています。
そんなアーティストの一部を紹介していきます。
代表的な使用者① ビートルズ
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エピフォンカジノは、1960年代から現在まで多くの有名アーティストに愛用されています。
その中でも最も有名なのは、ビートルズです。
ジョンレノンはもちろんのこと、ジョージハリスン、ポールマッカートニーも愛用していたモデルとして有名です。
その後、彼らはエピフォンカジノを数多くの名曲で使用しました。
例えば、「ペイパーバック・ライター」、「タックスマン」、「ヘルター・スケルター」などです。
ビートルズのメンバーの中でも、特にジョン・レノンとジョージ・ハリスンはエピフォンカジノを愛用していました。
ジョン・レノンは1968年に自分のエピフォンカジノの塗装を剥がして、ナチュラルフィニッシュにしました。
代表的な使用者② キースリチャーズ
現在のローリング・ストーンズのキース・リチャーズといえばテレキャスターやレスポールカスタムのイメージが強いかもしれません。
しかし、60年代はCasinoを愛用しておりキース曰く初めて買ったまともなギターと語っているようです。
カジノといえばビートルズの印象が強いですが、実はキースの方が先にカジノを使用していたと言われています。
代表的な使用者③ ポールウェラー
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パンクロックバンド「ザ・ジャム」出身の大物ミュージシャンのポールウェラーもカジノを愛用していることで有名です。
1966年のヴィンテージのサンバースト柄のカジノを使用しております。
その他 カジノ使用アーティスト
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U2のザ・エッジ、オアシスのノエル・ギャラガー、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドなど様々なアーティストに愛されております。
日本のミュージシャンでは斉藤和義、トータス松本(ウルフルズ)、桑田佳祐(サザンオールスターズ)なども愛用していますね。
まとめ
今回の記事ではエピフォンカジノの魅力は?一流アーティストに愛され続ける理由を解説しました。
デザイン、構造など様々な要因があるのですが一番はビートルズが使っていたから!なんて理由もありそうですよね。
斉藤和義なんてもろにビートルズの影響な気がします。
それではここまで読んでいただきありがとうございました!